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メンバー紹介
中道貞子  (なかみち ていこ)  
   奈良国立大学機構国際戦略センター運営委員会奈良女子大学客員部会員

私のライフワークは「生きものに学ぶ生物教育」「生物はおもしろい!生きものってすごい!」を子どもたちに伝えることです。2006年3月に退職した後も、日本生物教育学会全国大会や日本生物教育会(高校生物教員の公的組織)全国大会などで、新しく開発した観察・実験の紹介や、これからの生物教育のあり方の提言などを行っています。次に活動の一端をご紹介します。詳しくはプロファイル欄をご覧ください。

◆新しい観察・実験の開発例1「市販の漬物を用いた微生物の観察」
 乳酸菌などの原核細胞と酵母や漬物材料などの真核細胞が同視野に観察できます。
  
市販の漬物            数日放置       細菌や酵母

◆ワークショップの実施例
実験観察を中心にしたワークショップを実施してきました。
 
京都(2012年)                       ダバオ(2014年)

◆生物教育のあり方に関する提言
高校の生物教科書や参考書の著者の一人として執筆を続けてきました。生物教育のあり方について、自分の考えを学会などで発信しています。


学歴・職歴(研究歴)
 1969年3月 奈良女子大学理学部生物学科動物学専攻卒業
 1971年4月~2001年3月 奈良女子大学文学部附属中・高等学校 理科教諭
 (2000年4月 学校は奈良女子大学文学部附属中等教育学校に移行)
 2001年4月~2006年3月 奈良女子大学附属中等教育学校副校長
 (2004年4月 学校は奈良女子大学附属中等教育学校に移行)                             _
                                 
現在の活動状況
 (一社)日本生物教育学会 会員
 Asian Association for Biology Education (AABE) 会員
 (一社)大学女性協会・奈良支部長


生物学・生命科学・環境科学などでの得意な分野・領域
 発生学

生物教育・環境教育での得意な分野・領域あるいは対象など
 新しい観察・実験の開発
 探究活動

◆書籍等出版物
中道ママ バーミヤンを行く!,クリエイツかもがわ(2018)

文部科学省検定済教科書 高等学校理科用「改訂版 生物」,分担執筆,数研出版(2017)

文部科学省検定済教科書 高等学校理科用「改訂版 生物基礎」,分担執筆,数研出版(2016)

文部科学省検定済教科書 高等学校理科用「科学と人間生活 新訂版」,分担執筆,実教出版(2015)

文部科学省検定済教科書 高等学校理科用「生物」,分担執筆,数研出版(2012)

文部科学省検定済教科書 高等学校理科用「生物基礎」,分担執筆,数研出版(2011)

文部科学省検定済教科書 高等学校理科用「科学と人間生活」,分担執筆,実教出版(2011)

平成20年改訂中学校教育課程講座 理科,清水誠・中道貞子編著,ぎょうせい(2009)

中道ママ アフガンを行く!,クリエイツかもがわ(2008)

◆論文・研究報告など

Nakamichi, T., Saigo, T., Katayama, N. (2023) Latest Upper Secondary School National Curriculum Standard and Basic Biology Textbooks in Japan. Asian Journal of Biology Education Vol. 15:13-21

中道貞子 (2023) アジア生物学教育協議会(AABE)隔年会議 ―参加の意義について―,生物教育 64(3): 228–231

Nakamichi,T.(2020) Inquiry into the Onion, Asian Journal of Biology Education Vol. 12:11-16

中道貞子(2020)高等学校生物教員が選んだ『生物基礎』の重要用語に関する考察.生物教育61(3):150-159

中道貞子(2018)高等学校「生物基礎」の用語についてー初版と改訂版教科書の比較に関する前報の修正と用語に関する追加情報ー.生物教育59(2):114-117

Nakamichi,T, Katayama,N.(2018) Country Report: Biology Education in Upper Secondary Schools at Present in Japan, Asian Journal of Biology Education Vol. 10:7-16

中道貞子(2017)高等学校学習指導要領における観察・実験の扱いの変遷.生物教育59(1):35-37

中道貞子(2017)高等学校「生物基礎」教科書における用語と頁数についてー初版と改訂版の比較ー.生物教育59(1):19-25

Nakamichi,T. (2011) Country Report: Transitions in the Course of Study for Biology Education in Japan; Focusing on Lower Secondary Schools, Asian Journal of Biology Education Vol. 5:26-32

◆研究発表

生徒たちが「生物多様性」の重要性を実感する学びの提供~「総合的な探究の時間」を活用するための事例紹介~ 日本生物教育学会神奈川大会(2024)

アジア生物学教育協議会隔年会議(2024 松山)の紹介~生徒と共にご参加を~,日本生物教育会大阪大会(2023)

AABEのご紹介~参加経験者の視点から~,日本生物教育学会群馬大会(2023)

教師も「主体的・対話的で深い学び」を!~トーク&ディスカッションの取り組み~,日本生物教育会北海道大会(2022)

トーク&ディスカッション「高校生物教科書を考える~『分解者』を題材に~」を実施して,日本生物教育学会栃木大会(2021)

Oral: Revised Biology Textbook Features for the Latest Course of Study in Japan(2020), 28th AABE Cinference , online

高等学校生物教員が選んだ『生物基礎』の重要用語~『生物基礎』重要用語に関するアンケート調査の結果報告~,日本生物教育会岡山大会(2019)

高等学校生物教員が選んだ「生物基礎」の重要用語~「生物基礎」重要用語に関するアンケート調査の中間報告~,日本生物教育学会愛知大会(2019)

Oral: Inquiry into the onion (2018), 27th AABE Conference in Bangkok, Thailand "

高等学校教科書における生物用語を考える~学術会議小委員会報告の最重要用語・重要用語に関連して~,日本生物教育会山口大会(2018)

「生物基礎」教科書における生物用語の現状と課題,日本生物教育学会熊本大会(2018)

高等学校学習指導要領理科の変遷~アクティブ・ラーニングは新しい取り組みか~,日本生物教育会栃木大会(2017)

初版・改訂版「生物基礎」教科書比較から見えてくること~次期学習指導要領の方向性を踏まえた一考察~,日本生物教育学会東京大会(2017)

Poster / Country Report from Japan: Current State of Biology Education and Prospects for Revision of Course of Study (2016), 26th AABE Conference at Goa, India

Teaching から Learning へのパラダイムシフト~ 両生類の原腸形成過程を例にした一考察 ~,日本生物教育会熊本大会(2016) 

教科書にかかれていることはすべて正しいのか?~ Teaching から Learning へのパラダイムシフト ~,日本生物教育学会東京大会(2016)

これからの生物教育のあり方を考える~次期学習指導要領改訂に向けて考えておきたいこと~,日本生物教育会福島大会(2015)

スポンジと三角コーナー 菌が多いのはどっち?~CMから科学リテラシーを考える~,日本生物教育学会愛媛大会(2015) 

Inquiry into Photosynthesis- Do Fruits Photosynthesize?- (2014), ICSME(International Conference in Science and Mathematics Education), UP NISMED, Philippines

Poster: Microscopic Observation of microorganisms on pickles~ How to observe prokaryotes and eukaryotes in the same field of view ~(2014), 25th AABE Conference in Kuala Lumpur, Malaysia

漬物を用いた微生物の観察(その2)~原核生物と真核生物を同視野に観察する方法~,日本生物教育会福岡大会(2014)

生物教育サポートシステムの紹介ー新学習指導要領実施への活用をー,日本生物教育学会つくば大会(2014)

「生物基礎」の観察・実験を考える~生物教育サポートシステムの紹介~,日本生物教育会東京大会(2013)

漬物を用いた微生物の観察~原核細胞と真核細胞を同視野に観察する方法~,日本生物教育学会広島大会(2013)

Poster: Do bell peppers phoptosynthesis - Inquiry into photosynthesis- (2012), 24th AABE Conference in Manila, Philippines

漬物を用いた微生物の観察~原核生物と真核生物を同視野に観察する方法~,日本生物教育会北海道大会(2012)

トレニアの特性を生かした 花粉管の伸長実験,日本生物教育学会兵庫大会(2012)

トレニアの特性を生かした 花粉管の伸長実験,日本生物教育会愛知大会(2011)

ピーマンは光合成をするか~光合成に関する探究活動~,日本生物教育学会埼玉大会(2011)

Country Report: Characteristics of the New Course of Study for Upper Secondary School Biology Education in Japan (2010), 23rd AABE Conference in Singapore

新学習指導要領における「光合成」~pH指示薬を用いた実験の紹介~,日本生物教育会兵庫大会(2010)

新学習指導要領 高等学校理科(生物分野)における用語~「同化」と「異化」について~,日本生物教育学会宮城大会(2010)

中学校新学習指導要領における「進化」の扱い,日本生物教育会茨城大会(2009)

Country report: Transitions in the Course of Study for Biology Education in Japan (2008), 22nd AABE(Asian Association for Biology Education) Conference in Osaka

◆ワークショップ・セミナーなど

東京都生物教育研究会「令和4年度施行学習指導要領に向けた授業改善と教科書の活用:主体的・対話的で深い学びへ向けて」う研修会(2021) 講師
 資料1 新学習指導要領と教科書」(pdf)
 資料2 教科書に書かれていることはすべて正しいか(pdf)


Workshop: Inquirry into Photosynthesis – Do Fruits Photosynthesis? - (2017), The 52th BIOTA Annual National Convention & Scientific Sessions, Philippine Normal University

Seminar: The Current State of Biology Education and the Prospects for Revision of the Study in Japan (2017)The 52th BIOTA Annual National Convention & Scientific Sessions, Philippine Normal University

研修会:身近な食品を用いた生物実験 (2016), 日本生物教育学会九州支部研修会講師

ワークショップ:原核細胞と真核細胞を同視野に観察する方法~市販の漬物・ヒトの口腔内細胞を材料にして~(2016),生物教育学会東京大会

Seminar: The Current State of Biology Education in Japan / Inquiry into Photosynthesis.(2015), Hanoi University of Education , Vietnam

Symposium: The Current State of Biology Education in Japan (2015), 2015 Winter Conference of KSBE, Kongju National University, Korea

ワークショップ:市販の漬物を用いた微生物の観察~原核細胞と真核細胞を同視野に観察する~(2015),生物教育学会愛媛大会

Workshop: Observation using a light Microscope (2014), APSA(Asian Psychological Services and Assessment Inc.) Workshop in Davao

Workshop: Observation using a light Microscope (2013), APSA(Asian Psychological Services and Assessment Inc.) Workshop in Ozamiz

ワークショップ:漬物を用いた微生物の観察(2013)、生物教育学会広島大会

ワークショップ:漬物中の微生物の観察(2012),京都府高校教員など

ワークショップ:A4判用紙とCDでつくる簡易分光器(2012)、生物教育学会兵庫大会